体の相性ってあるんでしょうか?

Q. よく体の相性という言葉を聞くんですが、やっぱり相性ってあるんでしょうか?

性の悩みを抱えているクライエントさんがよく口にする質問です。

・痛い
・気持ちよくない
・前彼・彼女と較べてイマイチな感じがする

という問題があるからなんですね。

挿入時に痛みがある女性は「彼が大きすぎるか、私が狭すぎるの?」と悩むし、
挿入時に快感があまりない男性は「彼女がユルいのかな?でもこんなこと言えないし・・・」と悩んだりする。

 

一般に想像される相性はこのような「サイズの相性」だと思います。
でも私はサイズの相性はほとんどないと思っています。
確かに過去にお会いしたクライエントさんで、
男性のサイズがあまりに大きくどうしても入らない、というケースは2、3回ありました。
しかしこれは相当レアケースだと思います。

女性の膣は柔軟で、男性のサイズに合わせて伸縮するようになっています。
挿入直後は違和感があっても、少し時間をおくとぴったりフィットする感覚になることがありますよね。
また男性が小さい場合でも、挿入時に5cmあれば通常のセックスは可能ということなので、サイズの相性はないと考えていいと思います。

テクニック面に関しても、お互いの努力と工夫で向上させることが可能です。
性経験が少ない人でも相手の要望をちゃんと聞いてテクニックを磨き、思いやりのあるセックスを心がけていれば、必ずうまくなるものだと思います。

体の相性はないが、性欲の相性はある

ただ、「性欲の強弱」はあります。

もともと性欲が強く、したくてたまらない人。
セックスがイヤではないが、別にしなくても構わない人。

そんな2人がカップルになった時、セックスの頻度をめぐって不仲になることがあります。
この場合は、お互いが歩み寄って折り合いをつけることです。

性欲が強い方は、相手を思いやって、したくないときに無理強いをしないようにする。
性欲が弱い方は、心身に余裕がある時はなるべく相手の要望に応えるようにしてみる。

要は、自分の気持ちだけを主張するのではなく、いかに相手を思いやれるかということです。
しかし、もしその差異が大きい場合は、やはり不満が残るかもしれません。
できれば結婚前に性欲の強さが合致する相手かどうか、確認しておくことです。

「肌が合う」は心技体すべてでの愛情の深さ

ではよく言われる「肌が合う」とはなんでしょうか?

これは感覚的なもので、人それぞれ言うことが違うので正直よくわかりません。
「体を重ねているとすごく癒される」
「抱き合っている時に何ともいえない幸福感に包まれる」
などと表現されます。

多分これはセックスだけの問題ではなく、
心技体すべてで愛情あるコミュニケーションが築けているからだと思います。

でも簡単にその境地にたどりつくわけではありません。
相手を理解するための努力を重ね、不満があればきちんと伝えて改善をし、
交際を始めた当初の新鮮さはなくなったとしても、
馴れ合いにならずに相手を喜ばせようという気持ちを持ち続けること。
それができる2人だからこそ、肌が合うセックスになるのです。

 

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