意外と多いセックスの勘違い

 

性の悩みは相談しにくい

ひと昔前は、こころの病気に対する偏見があり、うつ病になっても周囲の人に相談できない雰囲気がありましたが、今は社会の理解が進み、休職制度も整って、同僚や友人に話しやすくなったと思います。

しかし性に関する悩みはいまだに闇の中。不安に思っていることもなかなか人に聞けません。たとえ仲のいい友人でもプライベート過ぎて話すのが恥ずかしいのです。

特に初体験が遅い人は、それがコンプレックスになって「こんなこと聞いたらバカにされるかも」と思い言えないこともあります。ネットで調べてみても、情報に溢れすぎていて、ある意見に対して必ず正反対の意見も出ているので、どちらを信じていいかわからなくなります。

 

そしてついに「自分はおかしいのではないか」と一人で悩んだ末に意を決して来談します。でも話を聞くと、それが単なる思い込みや勘違いであることも多いのです。

1時間続けられて性交痛

Cさん(25)は初めての彼との性行為に悩んでいました。
性交痛があるというのです。
性交痛はご相談の中でも多いもので、原因はいろいろ考えられますが、性経験が浅い方の場合は性器が狭い、緊張感から濡れていない、あるいは相手のテクニック不足などの問題が考えられます。

潮「どのタイミングから痛みがありますか?」
C「最近は大分慣れたので、挿入された時は痛くないんです。でも時間が経つとだんだん痛くなってきます」
潮「時間を計ることはないでしょうが、だいたいどのくらい挿入しているのでしょうか?」
C「ホテルでの滞在時間から考えて、1時間くらいだと思います」
潮「1時間ですか!ずっと入れたままで?」
C「そうです。体位を変えることはあるのですが、ずっと動いています。私は足もだるくなってくるし、性器が痛くなってきて、早く終わってほしいと思いながら言えずに我慢しています。翌日はその部分がヒリヒリしているんです」
潮「それはほとんどの女性が痛くなると思いますよ・・・」

というやり取りがありました。

愛撫や挿入は長いほどいいという思い込み

どうやらお相手の彼も初体験で、Cさんが痛がっていることに気づいていないようです。
彼なりに頑張っているつもりらしく、射精まで長ければ長いほど女性は満足すると思い込んでいるようなのです。

男性向けのテクニック本には「オーラルは30分以上続けろ」とか「挿入はできるだけ長時間かけて」など指南しているものがたくさんありますが、そんなにしたら女性は痛くなってしまうだろうと思います。

女性とコミュニケーションを取りながら続けるのならまだいいのですが、経験が浅い男性は男らしさを発揮しようと、黙々とやみくもに頑張りすぎる傾向があります。
こういう男性には、長く挿入されると痛くなることをきちんと伝え、そんなに長くされなくても十分感じることができるのだとわかってもらうことが必要です。

彼への伝え方は自分の体質を強調して

Cさん「みんな1時間位入れているのだと思ってました。もっと短くてもいいんですね」
とほっとした様子。

「でも彼にどう伝えたらいいでしょうか?これまで痛いと言わないで我慢してきたので・・・」
潮「彼にはちゃんと言わないといつまでも気づかないでしょう。「そうされると痛い」という言い方だと、彼のテクニックを責めるようなニュアンスに取られるかもしれません。彼のせいではなく自分の体質だということにして、「私は皮膚が敏感ですぐ痛くなるみたい。これまで夢中で自分でも気づかなかったけど、最近肌が擦れて翌日になると痛みが出るから、これから私が痛いといったら途中でお休みしてくれる?」といった言い方にすれば角が立たないでしょう」
とアドバイスをしました。

愛撫の長さ、挿入から射精までの時間、体位の数など、長いほど、多いほどいいと思い込んでいる男性が多いと感じます。
男性が誤ったマッチョ信仰にとらわれず、女性の感想を聞きながら思いやりのある行為ができれば、性交痛に悩む女性は少なくなるのではないでしょうか。

 

 

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