おむつをつけて外出する夫

 

性癖の中でも「フェチ」と呼ばれる、特定の物へのこだわりは男性の方が圧倒的に多いです。
「セックスの時にストッキングやハイヒールを履いてほしい」
「コスプレをしてほしい」
などはよくあるリクエストです。

その他、女性の下着を身につけたいという願望もあります。

女性の服を身につけたいというトランスヴェスタイト(異性装)にも、化粧や服装などすべて女性のようにしたい人、下着だけをつけたい人、女性装で外出したい人、家の中だけで楽しみたい人などさまざまなパターンがあります。
どれも犯罪ではないし本人が満足していればそれでいいのですが、パートナーがいる人は相手の了解を得ておくことが必要です。
ただ、全身女装はともかくとして、ブラジャーなら大目に見るという妻は多いような気がします。
ブラジャーをつける理由として「背筋がシャキッとして気持ちいいから」という男性もいて、確かにそういう効果はあるなあ、と女性も理解できるからだと思います。

 

さてフェチには女装ではなくおむつをつけるというジャンルもあります。
俗にいう赤ちゃんプレイのイメージは、風俗で男性がベッドに転がり「~でちゅよ」などと幼児語をしゃべり、糞尿をしたおむつを女性に換えてもらう・・・といったものでしょうか。
そういうプレイをしている男性もいるのでしょうが、家庭内では受け入れてもらえそうもありません。

しかしおむつをつけるだけなら・・・と夫のおむつ趣味を黙認している妻もいます。
(ご相談内容は個人が特定できないよう変更を加えてあります)

 

 

夫がおむつをつけていた

Eさん(42)は短期間の交際後、夫(45)と再婚しました。子どもはいません。
交際中にそのような趣味があるとはわからなかったのですが、結婚後夫は休日の外出時におむつをつけるようになりました。
最初は”お腹を壊しやすい人だから用心してつけているのかな”と思っていました。
しかしだんだん着用頻度が高くなりました。
比較的ゆったりしたツータックのチノパンの下につけるのですが、よく見ればおむつの形が浮かび上がっているのがわかります。夏場になると白やベージュのパンツを履くのでおむつの柄も透けて見えることがあります。
その状態で映画館に行ったりレストランで食事をしたりしています。
でもセックスの時に赤ちゃんのように甘えるということはなく、ごく普通の夫婦生活が営まれています。

夫からは何も言ってくれないし、最初は見て見ぬふりをしようかと思っていましたが、やはり気にしたまま生活を共にすることは不可能だと思いました。
そこである日、
「おむつつけてるよね?どうして?」
と切り出してみました。

夫はいつか言われると思っていたのでしょう。慌てる様子もなく、
「以前おばあちゃんが遺した介護用品の中におむつがあった。おむつってどんな感触だろう?と単なる好奇心でつけてみたらなんだかお尻が温かく気持ちよくなってそのままつけるようになった。別に理由はない。性的な興奮があるかというとそうでもないんだけど・・・自分でもよくわからない」

とのこと。
さすがに平日会社につけては行かないが、休日につけてリラックスしたいのだと言います。

潮「Eさんはどう感じますか?生理的にイヤだとか思いますか?」
Eさん「それが意外と気にならなかったんですよね。悪いことしてるわけじゃないし、まあいいかと」

とキャパの広い回答でした。

話をしてからは2人で共有できるようになったためか、夫はのびのびと?身につけるようになりました。
以前は中高年用の白いおむつでしたが、だんだん花柄のものや可愛いおむつカバーまで買うようになり、ファッションとして楽しんでいます。
ただ気になるのは、以前はだぼっとしていた夫のパンツがだんだんスリムなものになり、後ろから見たら明らかにおむつだとわかるようなスタイルで外出することです。
夫の下半身をジロジロみる若いカップルの視線を感じたこともありました。
後で笑いものになってるのでは・・・と思うと複雑な気持ちです。
夫にそう伝えても「わかりゃしないよ」と気にしません。

Eさんは、
「夫は着け心地がいいとか安心できるとか、性的な気分からじゃないとかいうけど、結局はスリルを楽しんで興奮しているんだと思う。むしろ気づかれたいのかも。人が夫を見てけげんな顔をしたりじっと見つめたりするのに快感を覚えているんじゃないか。そうなると露出癖と同じですよね・・・でも裸になるわけじゃないから問題はないんですかね?」
とやや不安そうでした。

 

 

許容できる範囲のラインを引く

問題になるのはこの行為がエスカレートすることです。
おむつが露出するようなスタイルで歩くとか、わざと他人の近くに寄っていくとなると、軽犯罪法に触れることもあるかもしれません。
ただ、いまのところこれ以上のことはないようだし、夫婦のセックスに影響もないとのこと。
なんとなく腑に落ちないまま、Eさんはおむつを黙認しています。

Eさんは、自分の中で限界ラインを引くことにしたそうです。

・通行人が注視しなくても気づくほどの薄いパンツを履く。
・セックスの最中におむつをつけたり、赤ちゃんのような仕草をする。
・その他法に触れそうな行為に及ぶ。

もしそのようなことになったら夫と厳しく対峙し離婚も考える。
でも今は特に害がないし、夫がそれでリフレッシュできるのなら深追いしない。

そう割り切ることで気持ちにケリをつけたのでした。

 

夫の変わった性癖に悩む妻は多いと思います。
最初は気持ち悪い、許せないという拒否感が強いことでしょうが、いったん冷静になり、何が許せないか、どこまでなら許容できるのかを自分の中ではっきりさせるといいでしょう。

すべてがイヤというのならそれでもいいのです。
折り合いをつけられるか否か、夫婦の関係性はみなそれぞれ違います。
正解はありません。
自分が納得いかないことは我慢せず、夫の気持ちをきちんと聞いた上で落としどころを見つけていただきたいと思います。

 

 

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