健康な女性の証に感謝しよう

 

ナプキンを買うのが恥ずかしい

先日あるスーパーで「お客様の声」という掲示板を見ていたら、こんな投書がありました。

「かごの中のナプキンを一刻も早く袋に入れてほしかったのに、最後まで入れてもらえず恥ずかしくてたまらなかった。しかも茶色い紙袋に個別包装してくれるものと思っていたら、そのままむき出しでレジ袋に入れられた。後ろに男性客がいたのに、本当に恥ずかしくて許せない。店員の教育を徹底してほしい」

というものでした。

ナプキンを個別包装するのがその店の決まりであるとしたら、確かにその店員のミスであり、店側としては再教育しなければならないでしょう。
でも、ナプキンを買うことがそんなに恥ずかしく男性に見られたらいけないことなのか?
投書の字は若い子のように見えましたが、若いからこそ恥ずかしかったのか。
それとも案外年配の方で、「月経は隠すべきもの」という教育を受けてきたのか。
ナプキンを買うくらいだから高齢者ではないはずですが・・・

 

私が中学生の頃は、確かに制服の内ポケットにナプキンを隠してコソコソとトイレに行っていたような気がします。
ナプキンを持っているのがバレた子が冷やかされていたこともあったっけ。
今でも小中学生ならそんな光景があるのでしょうか?
でもさすがに高校生になれば、男子がそんなことで女子を揶揄することはないでしょうし、ましてや大人の男性がナプキンを買う女性を色眼鏡で見るとは思えません。

 

どうして生理が恥ずかしいのか

ではどうして生理が恥ずかしいのでしょうか。

昔は娘に初潮があるとすぐに親が結婚相手を探し始めるということがありました。今でも途上国には10代前半の娘に結婚を強制する地域があります。
そういう観点から見ると、初潮→性行為に直結、ということになります。
でも現代の日本女性がそのようなイメージを持つとも思えません。

それでも生理にはなお日陰のイメージがつきまとっているようです。

「PMS(月経前症候群)という心身のトラブルが辛い」ということでネガティブにとらえてしまうのは理解できます。
でも「生理を人に知られるのが恥ずかしい」という心理は、生理自体にいいイメージを持てないような教育をされたからなのかな、と思います。

初潮の時に母親から「人に知られないようにね」と教えられたから。
匂いが気になるから。
出血の見た目が恐いから。
下半身にまつわることはすべて恥ずかしいものだから。

そんな声を聞いたことがあります。

何でもオープンにするのがいい、というわけではありません。
性的なことは特にプライバシーが重んじられるべき領域です。
セックスを堂々と語りたい人がいてもいいし、絶対に人に語りたくない人もいます。
「性に罪悪感はないが、あまりオープンにしたら逆に興奮しなくなる。秘め事だからこそいい」という考え方もあるでしょう。

でも生理はそれとはまた違うと思います。
女性にとっては人生の40年間近く経験する、そして健康にも妊娠出産にも大きく関わる大切なことです。
わざわざ人に「今生理中で」などと話さなくてもいいけれど、それを恥ずかしいとは思わないでいたいなと思います。

 

生理用品の進化

今「生理ちゃん」という漫画がはやっています。
メディアでも生理について肯定的に語る人が増えてきています。

生理用品もいろいろ選べるようになりました。
私の幼少時、母親は布ナプキンだったように記憶していますが、私が10代の頃にはすでに紙ナプキンがありました。
しかしまだテープがついてなくて、材質もゴワゴワしていて、すぐズレていました。
体育の授業でハードル走の試験があり、生理中に開脚してハードルを跳んだらナプキンがどんどんズレていって、走りながら焦ったことをよく覚えています。

その時代に較べたら、今のナプキンは飛躍的に進化しています。
また、母親が使っていた布ナプキンがオーガニック製品としてリバイバルしたのも感慨深いものでした。

そして、最近月経カップの存在を遅ればせながら知りました。
ランドリーボックス(https://laundrybox.jp/)の西本さんに直接商品を見せていただいたのです。
膣内に装着したら、量にもよりますが通常は半日交換しなくても大丈夫だそうです。
入れている違和感がなく空気に触れないので匂いも出ないとか。
生理用品のファーストチョイスはナプキンが当たり前、と思っていたので目から鱗でした。
もう10年早く知っていたら私も愛用していたのに・・・残念。

 

健康な女性であることに感謝する

生理時の面倒くささを生理用品で軽減したり、辛い生理痛にはピルの服用で対処したり、身体面での苦労はそれぞれの工夫で改善できる時代になりました。

あとは気持ちの問題です。

生理が定期的に訪れることは健康な女性である証。
気持ちの上でもネガティブなイメージをなくしてほしいと思います。
恥ずかしい、知られたくないものではなく、「今月もちゃんときてよかった」「ひとりの女性として健康な体があることはすばらしいことだ」と胸を張ってほしいと願っています。

 

 

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