浮気願望を防止したい男性はコレをする

私のところに来談する方は男女半々くらいの割合です。
男性の相談で浮気に関するものとしては、

「妻が浮気しているみたいだ」
「僕の浮気がバレて家庭が修羅場になっている」

の両パターンあります。

更に多いのが、
「僕は浮気症。チャンスがあるとついその気になっちゃう。でももう妻を悲しませたくない。どうしたら浮気を食い止められるんでしょうかね?」
というご自身の「意志の弱さ」の相談です。

ほとんどの男性は妻と別れたくありません。
それに浮気が原因で離婚となると、まず子どもは妻に取られるし、慰謝料や養育費の支払いで経済的にも苦しくなるし、いいことなんてありません。
妻が会社の上司に訴えたためにいづらくなって退職に追い込まれたという方もいました。

そんな悲惨な結果が待っていると知りながら、男性はなぜ浮気衝動を止めることができないのでしょうか。

「吊り橋効果」という心理実験を知っていますか?
脳は恐怖を感じた時の緊張感と恋愛感情のドキドキを混同するために、揺れる吊り橋の上で出会った相手には好意を抱きやすいという実験結果があります。
そうすると、妻にバレたら大変だという緊張感が、浮気相手への情熱を一層高めるスパイスになっているということになります。

 

浮気癖のある男性は、

性的な快感よりも恋愛初期に味わうドキドキ、ワクワク感の中毒になっているのです。

それに、
恋愛初期に出るアドレナリンやドーパミンといった脳内ホルモンが集中力を高め仕事にプラスに働くため、浮気をしている時期は男性としての自信が二重に高まる
といった効果もあります。

だから浮気を繰り返してしまう男性がいるのです。

でもそのような男性でも、本当は浮気心をなくして平和な家庭を築きたいと思っています。

ではどうしたら浮気癖のある男性が、ときめきたい欲求にブレーキをかけることができるのでしょうか?

これはMさんのケースです。
(ご相談内容は個人が特定できないよう変更を加えてあります)

Mさん(35)は結婚2年目。
同い年の妻と子作りを始めようと話し合っています。
妻との関係は良好で、交際時より回数は減ったものの定期的なセックスをしています。
優しく穏やかな妻といると安らげるし、笑いや涙のツボが同じで、性格も本当に合うと感じています。

しかし、幸せそうなMさんの主訴は、
「浮気しないですむ方法を教えてほしい」
ということでした。

結婚までの交際経験は30人位で、どれもあまり長続きしていません。
また、それぞれの交際の終わりは次の女性との浮気が原因でした。
つまり「最初と最後がかぶる」のです。
「好意を抱いてから交際に発展するまでの切なさやときめきが大好きで、それが味わいたいんですよね。今でも昔の彼女たちとの初キスなんかをふと思い出してはゾクゾクする」
とのこと。

「妻に不満はないものの、正直妻とのセックスはマンネリになっています。でも他の女性と浮気したところで、そのうち飽きて結局マンネリになることもわかっているんですよ。」

「妻は潔癖でまじめなので、もし浮気がバレたら離婚すると言うでしょう。それは絶対避けたい。なのにふと、“このまま一生あのときめきを求めないでいられるだろうか”と不安になることがあるんです。これを封じ込める方法はないものでしょうかね?」

という相談なのでした。

恋愛初期の駆け引きの楽しさを基準にしてしまうと、
結婚してからの関係は安全だけど退屈なものに見えてしまいます。
「魔がさす」可能性が自分の中にあることがMさんにはよくわかっているのでしょう。

浮気を100%予防する方法はもちろんありません。
しかし極力避ける努力をすることはできると思います。

私がMさんに伝えたアドバイスとは・・・

1.夫婦関係の質を高める

夫婦生活が疎遠になっていると浮気に走りやすいので、日頃からセックスレス、コミュニケーションレスにならないように努めること。

そのためには・・・

・お互いを男と女として意識する

・清潔感のあるファッションで身ぎれいにする

・スキンシップを習慣づける

・時々夫婦でデートや旅行をして非日常感を演出する

・セックスがマンネリにならないよう工夫をする

・些細なことでも話し合いお互いを理解するよう努める

当たり前のことばかりですが、日頃から小さな努力を重ねることで夫婦間の愛情を保つことができるのです。

しかし夫婦関係が良好な時にも浮気の誘惑は忍び寄ります。

2.浮気のデメリットを想像し、ブレーキになるアイテムを用意しておく

まず「浮気はすべてを失う」と肝に銘じること。
バレた時の修羅場や、愛する子どもの成長が見られなくなる、財産分与でマイホームを手放す、会社で噂になり恥をかく、親戚から非難を浴びる、共通の友人を失う、などなど・・・

悲惨な状況を思い浮かべて、
「それは絶対嫌だ!」と恐怖に震えることがブレーキになります。

・スマホに保存した子どもの愛らしい写真を眺めて家族の大切さを思い起こす

・不倫で仕事や名誉を失った有名人や友人の写真を保存しておき、その二の舞になる恐怖を利用して誘惑を振り切る

アメとムチ両方のアイテムを用意しておきましょう。

3.初期の段階で誘惑を断ち切る

社内に気になる人がいるとします。
たまたまその女性と昼休みに同じエレベーターに乗った時、
「一緒にお昼に行かない?」と声をかけたいと思います。

しかしそこで声をかけたらもう終わりです。

食事をしてお互いのことを知り相手の反応もよかったら、さらに好意が高まります。「今度は飲みに行こう」という約束でもしようものならもうアウト。
夜に会ったら性的な衝動に即結びついてしまいます。

ちょっと誘いたいな、と思った時に「これは危険だ」とアラームを発してさっさとエレベーターから降りる。
あるいは他の人と連れ立って出かけるようにしましょう。

「たかがお昼ご飯くらいいいじゃないか」という誘惑の声に耳を貸してはダメ!
ブレーキは最初の一歩にしかかかりません。

誘惑に近寄らない。
うっかり近寄りそうになったらすぐに引き返す。

それしかありません。

私は浮気の誘惑との戦いはダイエットと同じだと思っています。

日々気をつければなんとか理想を維持できるけれど、ちょっと気を許したら失敗してしまう。体質的に太りやすい人は一生努力を続けるしかない。

自分は恋愛体質かも、と思う方は一生の戦いを覚悟しつつ、慣れ親しんだパートナーとの間でいかに恋愛感情を保ち続けていくかという挑戦を楽しむ。

そんな発想の転換ができればいいと思います。

Mさんは、
「わかりました!確かに最初の一歩のドキドキ感への誘惑が引き金になってました。
自分の弱さと向き合って予防していきます」
と誓いました。

あれから数年経ちましたが、Mさんが今でも無事に浮気防止を続けていますように、とこころから願っています。

 

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