「火口のふたり」が描く”身体の言い分”
現在公開中の映画「火口のふたり」を観ました。
数年前に別れた彼女の結婚式に出席するために故郷に戻った男性が、彼女に誘われるがままに関係を持ちます。5日間だけという約束で体を重ねあう2人・・・
という恋愛物語に、震災や噴火という自然災害に抗えない人間の哀しさという社会的なテーマも絡めてあり、考えさせられることの多い秀作でした。
これを観に行ったのは、私の仕事に関係が深い内容だったからです。
元彼と復活するのは身体の相性のせい?
元彼、元カノと関係を持ったのが現在の恋人にバレてしまった、という類の相談がよくあります。
復活した動機は、過去に愛し合っていた時代への懐かしさだったり、今現在が寂しいからだったり、なんとなく流されてだったり、と様々です。
一般に女性の方が、過去を切り捨て未練を残さないという印象があります。
だから、リスクを冒してまで元彼とセックスする女性は、その男性とのセックスを好ましく思っていたのだろうと思います。
私は、サイズや性機能面での「身体の相性」は基本的にはないと思っています。
ただ、性欲の多寡や、言葉ではない「肌が合う」という感覚においては、相性があるような気がします。
1人しか付き合ったことがなければ比較のしようがないのでよくわかりません。
しかし複数の相手との交際を経た後には、「あんなに合う相手はいなかった」と別れたことを後悔することになるのです。
身体の言い分に従う
この映画では「身体の言い分に従う」という表現をしています。
頭で考える損得や理屈ではなく、身体が求める相手と素直に純粋に交わる、ということです。
実際には社会のルールや倫理に縛られて生きているわけですから、そんな自分勝手な生き方はできませんが、映画の予告映像のコピーにある、
「世界が終わる時、誰と何をして過ごしますか?」
という問いかけは重いな、と感じました。
私は昔、特に好意もない男性の車の助手席にいた時、彼の危ない運転でヒヤッとしたことがありました。
その瞬間痛烈に「この人と一緒に死にたくない」と思いました。
同時に思い出したのは、学生時代に本当に好きで交際していた人のバイクに乗り、彼の背中にしがみつきながら、「もし今事故にあって死んでも後悔はないな」と感じたことです。
死ぬときは好きな人と一緒に・・・
とてもシンプルな人間の本能なのだろうと思います。
結婚相手とのセックスが不安
結婚間近の女性からの相談で、
「結婚相手は優しく穏やかな人で経済力もあるがセックスが楽しくない。浮気している彼はその逆。結婚は生活だから、セックスを優先させてはいけないと思うが、このまま結婚してもいいか決められず不安です」
というものがあります。
ほとんどの方はまず占いに行くのですが、占い師によって意見が異なり、決めかねてカウンセリングにも来た、という流れです。
私はどちらが正解とも思いません。
女性の性格によって、安定を重視するタイプに見える方の場合、一時の感情に惑わされず堅実な男性を選んだ方がいいだろうな、と内心思うことはありますが、性格は年齢や環境で変化していくし、その方にとっての幸せはその方にしかわからないものです。
決めるのはその人本人しかいない。
だからアドバイスはできません。
自分の幸せを決めるのは自分
私が伝えているのは、
親はあなたの幸せを心から願っている存在ではあるが、親の意見は世間一般の価値観に基づいているものだから、無理に従わなくてもよい。
結婚相手の気持ちも今は脇に置く。相手に申し訳ない、という罪悪感を持たないこと。
ましてや友人や世間体などは小さいことで、周囲のアドバイスに惑わされてはいけない。
あなたはいい意味で自己中になって、あなた自身が幸せになるためにはどうしたらいいかを考えること。
これだけです。
人生は長いもの。その選択が正しかったかどうかわかるのは何十年も先かもしれません。
でも一生懸命考えて自分で出した結論なら後悔は少ないはずです。
ただ、セクシュアリティ・カウンセリングをしている私は、
「身体の言い分」を軽視しない方がいいということを多くの事例を通して知っています。
カウンセリングでは、浮気、カップル関係、性機能、セックスレスなどでお悩みの方に改善方法をお伝えします。男性からの相談も歓迎です。
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