ケンカは解決法探しをして引きずらない
カップル間にケンカはつきものです。
「全くケンカをしたことがないんです」という方がむしろ危険です。
お互い本音を隠して我慢しているのか、もう相手に何も期待しないほど冷めた仮面夫婦なのかもしれません。
でもケンカが長引くのは疲れるし不愉快なもの。
ケンカをするからには何か原因があったはずで、その原因が改善されない限りまた同じことでケンカを繰り返すことになるでしょう。
ただ、原因探しばかりするのはよくありません。
原因探しより解決法探し
「どうしてあなたはいつも約束を守れないのかしらね」
「ちゃんとやっておけって言っただろう。なんでやらなかったのか?」
「一体誰のせいでこうなったと思っているのよ。あなたを見てるから子どもだってゲームをやめないのよ」
といった言い方では相手を責めるだけになってしまいます。
大切なのはこれからどうしたらよくなるか、ということです。
原因探しより解決法探しをしましょう。
いつも連絡なしに飲んで遅く帰る夫に怒りを覚えるのなら、
・毎夕6時に帰宅時間をLINEする
・連絡がなかったら晩御飯は用意しない
・貯蓄のためにも飲み会は週に1回にする
などとルールを決めます。
忘れっぽい夫には、決めたことを書いた紙を冷蔵庫に貼っておくとか、スマホに入れてしょっちゅう見られるようにしておくとか、やりやすい方法を考えておくのもいいでしょう。
もしなかなか守れないようだったら、ルール自体が厳しすぎたのかもしれません。
話し合って柔軟にルールを変更してもいいのです。
沈黙で無視しない
これはとても多くのカップルから聞く話です。
Aさん(35)にとって一番辛いのは夫の無視でした。
Aさん「何かで揉めてへそを曲げると、夫は突然私を無視し始めます。それはもう徹底していて、朝起きておはようを言っても返事をしない、出したご飯は黙って食べるだけ。帰宅後も黙って夕食を食べ、何も言わず寝室に入っていく。私もイライラするのが嫌なので何も言わなくなりました」
潮「どうやって仲直りするのですか?」
Aさん「いつの間にかというか、何かのきっかけで夫が話しかけてきて、それに私が答えるうちに自然に終わっています」
潮「ご主人から謝ってくることはあるのですか?」
Aさん「一度も!全くありません」
ある時、些細なことでケンカになり夫はAさんを無視し始めました。その無視があまりに長かったので、何日間続くか数えてみたところ、20日を超えました。
その時Aさんは、
「私はなんでこんな人と一緒にいるのかな。人として向き合ってくれないのならもう別れてもいいんじゃないか」
と離婚を考え始めたそうです。
このようなパートナーの場合、話し合いの土俵にも上がってくれないので改善も難しいのですが、夫が機嫌のいい時に、
「あなたが黙りこくるとすごく辛いから、あいさつだけでもしてほしい」
「改善できることなら私も気をつけるから、どうしてほしいのか聞かせてほしい」
と気持ちを伝えてみましょう。
その場で「わかった」と言わない人でも、次第に態度が軟化することが多いようです。
またあまりにもひどい場合は、
「このままでは別れるしかないかな、と思うこともある」
と覚悟を突きつけるのも効果があります。
Aさんは本当に離婚を考えたので、心の準備をした上でそう伝えました。
夫は「何を言い出すんだ」とまた不機嫌になりましたが、子どもを溺愛しており、もし離婚にでもなったら大変だと慌てたのでしょう。
それ以後、「おはよう」や「ごちそうさま」は言うようになったそうです。
しかしそれも最低限のあいさつでしかありません。
Aさんは夫の不機嫌を我慢するのが苦痛になり、本当に離婚を検討しています。
このような沈黙作戦では何も解決しません。
メリットが何もない上、いずれ関係が壊れる可能性が高いものです。
自分も無視をしているという方は、別れたくないのならこのやり方をすぐにやめていただきたいと思います。
ケンカをひきずらないよう終わり方を決めておく
難しいのはケンカをいつ終わらせるかです。
ケンカをひきずらないためには、これもルール作りをしておくとよいでしょう。
私がクライエントさん達から聞いていて感心したルールがあります。
・必ず寝る前に終わらせる
嫌な気持ちのまま寝たくないので、寝る前にきちんと話し合い、おやすみのあいさつで終わらせる。
ただし長引きそうな内容の場合、いつまでも話し合って夜更かしするのは辛いから、夜0時までと決めて、それまでに終わらなくてもやはり「おやすみ」だけは言うことにしている。
同様に、朝の出勤前の「いってきます」を欠かさないと言う方もいました。
引きずったまま出勤するのはイライラするし仕事の能率にも影響します。
日常のあいさつは、たとえケンカ中の形式的なものだったとしても、修復する気持ちはあると伝えるためにとても大切だと思います。
・ペットに代弁させる
ある方の夫は、もうケンカを終わらせたいと思った時、かわいがっている猫を抱きあげて、
「ママ、もうパパを許してあげてよ」
と口調を変えて話しかけてくるそうです。
まだ問題が解決していない時でも、猫が出てきたらケンカをストップする、というのが暗黙の了解になっています。
時には苛立ちが収まらず、「困ったパパだなあ。ママがかわいそうだよ」と言い返すこともあるのですが、猫に仲介させてやり取りしているうちに雰囲気が和んできて、ケンカをいったん中止することができるとのことでした。
夫婦のことに子どもを介在させるのは、子どもが不安定になってしまうのでNGですが、ペットにしゃべらせるのなら誰も傷つけないし、ほんわかしたムードになるのでこれはいい方法だと思います。
大切なのは、ケンカがカップル関係を改善するための建設的なものであること。
相手のあら探しをしたり人格を傷つけたりすることのないように、お互いを尊重しつつ、ルールを決めてケンカをしていきましょう。
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