小さな違和感を軽視しない①

 

今現在、皆さんの頭を占めているのは新型コロナウイルスに関することでしょう。
自分が感染すること、周囲に感染させてしまうことへの恐れ。
仕事の激減による経済的不安。
ニュースのほとんどがこの話題で、テレビをつけてもネットを見ても不安をそそる情報ばかりが入ってきます。

加えて在宅勤務になった夫や休校中の子どもが常に家にいます。
家族全員がストレスを抱えている状況で、ちょっとしたことでイラッとしたり口論になったり。
どの家庭の主婦もみな「大変だわ~」とため息をついています。

フランスでは、外出規制が始まってわずか1週間でDV通報が3割増しになったという報道がありました。
夫婦は長時間一緒にいない方がいいのでしょうか。
「亭主達者で留守がいい」は真実を突いた名言なのかもしれません。
でも恋愛結婚が9割を占める現在、ある程度の交際期間を経て相手の人となりを熟知してから結婚を決意している人も多いはずです。
相手の人柄が好きで結婚したはずなのに、いつの間にか疎ましくなってしまうのはとても残念なことだと思います。

自分の気持ちが変わってしまったのか、あるいは相手が結婚後に違う顔を見せるようになったのか。
カウンセリングでは、「どんなところが好きになって結婚したのですか?」と質問します。
多くの方が「優しかったから」「よく話を聞いてくれたから」といった性格の良さを挙げます。しかしその後で、「でもよく考えたら引っかかったところもあって・・・」
と気になったエピソードを語ってくれます。

 

 

暴力的な傾向がある人は要注意

交際時代には暴力の気配がなかったのに結婚後DV男性とわかった、という場合があります。「なんで気づかなかったんだ」と非難する人がいますが、本当にわからないことも多いのです。
男性自身も、好きな女性を殴るような暴力性が自分にあることに気づいていなかったりします。

しかし「結婚前になんとなくその兆しが感じられていた」と振り返る方もたくさんいます。

「私が一時期浮気をしてしまったことがあって、それがバレた時に殴られました。それほど愛してくれているんだと思い、その時はむしろ感激したんです」
という女性がいました。
激しく嫉妬するほど愛してくれているんだ、と思いがちですが、この男性の怒りには支配欲もあったのでしょう。自分がコントロールしている筈の彼女に裏切られたという自尊心の傷つき、別の男と比較されているのではないかという不安感などが爆発して暴力になったと思われます。

確実に言えるのは、「暴力をふるう人はやめたほうがいい」ということです。
自分に対しての暴力ではなかったとしても、家族関係が悪く親や兄弟に暴力的である、友達を怪我させたことがある人などは、暴力へのハードルが低いといえます。
ラブラブな時にはその片鱗も見せなかったとしても、結婚後ケンカした時に妻に手を挙げる可能性は、過去に全く暴力をふるったことがない人より確実に高いと思います。

 

モラハラは交際時代に見抜ける

身体的DVと較べて、心理的な「モラルハラスメント」は交際時代に予兆があったと言う方が多いようです。
よくある事例をご紹介します。

 

①実家の悪口を言う

私の実家は裕福ではないのですが、以前から彼はそれをバカにするようなところがありました。うちに来た時に「なんか匂うよね、ボロ家だからかな」「ウサギ小屋ってこういう家のこと?」と冗談めかして言われて恥ずかしかったです。父が高卒だとか、母の料理が田舎っぽいとか、よく見下すことを言われました。もちろん親の前では礼儀正しく接してくれたし、彼がエリートなのを両親がとても喜んでくれたので、祝福されたくて結婚を決めました。でも子どもが騒ぐと「躾が悪いのはお前の育ちのせいだ」と言われたり、お嬢様と結婚した同僚のことを「あいつは奥さんの実家の援助があるから都心にマンションが買えるんだ、いいなあ」とため息をついたりとイヤミな言動が多く、嫌気がさしています。家庭の悪口を言われた時に彼の性格に気づいていればよかったと思います。

実家をおとしめるような発言をしない、これは男女を問わず鉄則です。
誰でも自分の家族は大切なもの。だからパートナーの家族が自分の環境とかなり違っていて不快に感じることがあったとしても、思ったままの感想を言うとパートナーを傷つけることになります。結婚するのはパートナーであってその家族ではありません。まして同居でないなら、たまにしか会わない人たちです。相手家族を批判する言動は極力避けましょう。

 

②パートナーを自分好みに変えようとする

私はちょっと太っていたのですが、彼に「10キロくらい痩せられないの?太ってるのは自己管理ができてないからだよ。それは恥ずかしいことだよ。今のままじゃ友達に紹介できないし」と言われて頑張って痩せました。彼は筋トレが趣味でカッコよかったし仕事もバリバリというタイプでした。そこが魅力だったのですが、「小顔になれ」「オシャレのセンスを磨いてほしい」「資格を取ってもっといい会社に転職したら」などと、何かというと私の欠点を指摘し努力するように言うのです。「君が好きだからもっとステキになってほしいんだ」と言われて頑張りましたが、今思うとありのままの私を認めてくれてなかったんでしょう。案の定出産後に太ったらみっともないとさげすまれたり、娘が小学受験に落ちたのは私がちゃんと教育しなかったからだと怒られたり、いつも彼の見栄のために頑張らされています。今後子どもの反抗期が来た時に私が責められるのかと思うと離婚も考えます。

パートナーを自分好みに変えようとする自己中な人は要注意です。
特に容姿のチェックをする男性は見栄っ張りが多く、今後もさまざまなことであなたを変えようとしてくるでしょう。
相手を思いやっての指摘なのか?例えば相手の健康が心配だから痩せてほしい、タバコをやめてほしいということなのか、あるいは自分が満足するためなのか?
「変わってほしい」と言われた場合はそこを見極めるべきだと思います。

 

③言葉が荒っぽい

彼はヤンチャをしてきた人なのでもともと言葉が荒かったんです。仕事もひとり親方で建設現場を転々としていて、男の世界にいるから荒っぽいのは当然と思っていました。でもちょっとしたことでキレて「うるせーんだよ、黙ってろバカ」「俺に逆らうな」と怒鳴るところがありました。
ただそこが男らしく見えたし、ぐいぐい引っ張ってくれるのが嬉しかったんです。
結婚してからはますます荒っぽくなり、子どもにもすぐ怒るので子どもは恐がっています。現場に泊まることが多くあまり家にいないのが幸いですが、梅雨時はずっと在宅なのでゆううつなんです。

 

言葉使いは地域性や職業も関係するかもしれませんが、普段から言い方がキツい男性はモラハラ男性になる可能性が高いと思います。こういうタイプはある意味自然体なので、交際時代から荒っぽい気性を表しています。恋愛感情で目が曇ると、男らしさと暴力性が見分けられないかもしれませんが、単に荒いだけでなく、自分を否定したり罵倒するような言葉を吐くのであればそれはモラハラです。
結婚したら急に優しくなる、ということはまずありません。
そんな人と幸せな結婚生活を送れるか、よく考えていただきたいと思います。

DV夫になる恐れがあると感じたら結婚を再検討するべきでしょう。

   

その他に、相手が悪い訳ではないけれど相性が合わないという場合もあります。
結婚前にちょっとした違和感があったのに、それに目をつぶってしまったために後悔することになった、という点は同じです。

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