セックスフルな夫に困っています

セックスレスで悩む人、レスになりたい人

20代~30代の比較的若い世代では、「夫がしてくれない」というレスに悩む相談が多いのですが、40代~60代となると、「もう卒業したいのに夫がしつこくてイヤ」といった、女性が拒否したいというものになります。

これは、若い世代ではスキンシップを愛情確認行為と受け止めていること、子どもがほしいためセックスが必要であることなどが理由だと思われます。
これが中高年層になると、夫婦は家族であり、普段は仲がいいので、今更セックスで夫婦仲を深める必要性を感じなくなります。

 

過ぎたるは及ばざるが如し?

レスで悩む友達に「夫が求めて困る」とぼやいたら自慢しているみたいになるので言いにくいが、そこまで愛情をかけてくれなくてもいいのにな、とセックスフルな夫に悩む女性もいます。

全くないのはよくないと思うが、多すぎるのも苦痛・・・
Sさんもそんな一人でした。
(ご相談内容は個人が特定できないよう変更を加えてあります)

 

 

Sさん(37)と有名企業に勤務する夫(40)は結婚10年、3人の子どもに恵まれ、夫婦仲は良好、経済的にも安定した暮らしをしています。
夫は男女平等の意識が徹底しており、Sさんが外で働くことを望む代わりに家事育児も平等に分担してくれます。
休日は子どもを外に連れ出して、Sさんが家でゆっくり過ごせるよう協力してくれる優しさもあります。
こんな文句のつけようのない夫に対して、セックスを拒む理由はありません。
しかしSさんは夫との行為に悩んでいました。

それは夫がセックスをとても大事にしており、頻度も内容も濃厚すぎる、ということでした。
交際時代はその情熱も愛されている証に思えて嬉しかったのですが、結婚10年にもなり、仕事も子どもの世話も忙しく、夜はできるだけ早く寝たいと思っています。

Sさんはセックスが苦手だと思ったことはないし、昔の彼とも夫ともそれなりに楽しんできました。
でも30代も半ばとなり、正直マンネリにもなりつつある行為に対して欲求を掻き立てられることはもうありません。
ところが生来ロマンチストな夫は、セックスこそが最高の愛情表現であり、いかに時間と気持ちをそこに投入するかが大切だと信じているのです。

Sさん「”うちの夫は前戯もなく入れるだけの自分勝手なセックスなのよ”という話を友人から聞くのですが、私だったらそれで充分。なのに夫はいつも手抜きなしのフルコースなんですよ」

Sさんの夫はさりげないスキンシップからセクシャルなタッチへと移行したあと、数種類のバリエーションを駆使したキス、背中、腕、脚、手のひら、脚の裏など全身への愛撫を行います。
しかもその最中に「愛してるよ」「かわいいね」と言葉のサービスも欠かしません。

それだけならまだ夫の愛情だと思い我慢してやり過ごすことができるのですが、最近ますます苦痛になっているのは、夫がセックスにも男女平等を求めることです。

一般に男性はセックスの場面においては自分がリードすべきと思っており、愛撫をするのも男性主体で、女性→男性への愛撫は「お返し」程度しか求めない人が少なくありません。
しかしSさんの夫は、Sさんからも同じ分量の愛撫をしてほしいと言い、こうしてほしいという要求事項がたくさんあるのだそうです。
疲れておざなりになると「もっとこうして」と細かい注文がつき、「僕に何か言って」と褒め言葉の要求もされます。
「何を言えっていうのよ」と聞くと、
「ステキとか逞しいとか、大きいねとか、何かあるでしょ」と言われてしまいます。

だんだん辛くなり、ある日、
「仕事のストレスで疲れている。しばらく夜はお休みさせて」
と頼んでみました。
すると、
「君はもう僕を愛してないんだね?愛があればしたいと思うはずだよ」
「それにセックスは日常のストレスを癒してリラックスするためにやるものじゃないの?疲れていてできないというのは本末転倒だよ」
と言われてしまい、確かにその考えも間違ってはいないと思うだけに反論できなくなってしまいました。
夫の機嫌を損ねるのも面倒なので、それからは頑張って応じ続けています。

 

セックスと愛情表現はイコールではない

Sさんの夫は思いやりがある誠実な人です。
Sさんが自分の思いを正直にきちんと伝えたら、きっとわかってくれるに違いありません。

そこでSさんは、週末子どもを寝かしつけた後ゆっくりお酒を飲んでいる時に伝えてみました。

「あなたを本当に大切に思っているし、あなたに愛されて幸せに思う。でも私にとっては、セックスは愛情表現の大切な一部だけど、完全にイコールではない」
「男女の性差もあるかもしれないけど、私は広い意味でのスキンシップで十分。最後までいくのは時々でいい」
「私は体があまり丈夫じゃないから、セックス後はとても疲れる。そうなると、楽しい行為もキツく感じられてしまう。今後ずっとセックスを楽しむためにも、もう少し頻度と時間を考えてほしい」
「具体的には、私は体が硬いから、口での愛撫や無理な姿勢で繋がったりするのは短時間にしてほしい」
など、言葉を慎重に選びながら、行為の軽減をお願いしたのでした。

夫は最初、
「今まで僕のやり方を不満に思ってたのか。すごくショックだ」
「誰か他の男ができたのか?」
などと疑って不満を漏らしたそうですが、最終的には納得してくれました。

 

話し合って折り合いをつける

その代わり夫の要望には極力応えることになりました。

・メリハリをつける。
日常はアッサリと短時間で済ませるが、旅行先、記念日、子どもを親元に預けた日など、時間の余裕がある時はできるだけ濃厚にする。

・ワンポイントの要求には応じる
「今日はこれをしてほしい」と一つに絞ったお願いをしたら、それには応じてほしい。

・レスにならない努力をする
疲れてない時だけ、となると結局ズルズルとレスに向かってしまう。たとえ義務的になってもいいので週に1回など決めておき、頻度を保つ努力をする。

お互いが譲歩しなんとか折り合いをつけたことで、とりあえずSさんにとって無理のない範囲での行為となったのです。

Sさん「贅沢な悩みと友人に言われるのが嫌で誰にも言えなかったのですが、相談してみたことで、ただ我慢するのではなく、夫とコミュニケーションをとり自分の気持ちを伝えることが大切だとわかりました」

とのこと。
セックスレス、セックスフル、どちらもカップル1人が思い悩むだけでは解決できません。
どのようにパートナーに自分の思いを伝えるか、伝える側の誠意と技術が大切になるのだと思います。

 

 

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