出会い系サイト依存をやめたい

 

性依存症とは

「僕は性依存症だと思います」
という相談を時々受けます。

クリントン元大統領や、ゴルファーのタイガー・ウッズがセックス依存と報道されてから広く知られるようになった「性依存症」ですが、実はまだ精神医学の領域で正式に定義されているわけではありません。

他の依存症のように、それが社会的、経済的な損失を生み、また本人が長期にわたり苦痛を感じていれば、依存症のカテゴリーに入ると思われます。
ただそれが犯罪行為ではなく、本人が困っていないのであれば、他人からみて性的にだらしないとしても、依存症ではないということになります。

セックスカウンセリングに来る方が「XX依存」と言う場合、次のような依存対象があります。
(ここでは犯罪行為を除きます)

・恋愛依存
・不倫依存
・マスターベーション依存
・風俗依存
・アダルトビデオ依存
・出会い系サイト依存
・キャバクラのような女性が接待をする場所への依存

などがよくある相談です。

 

 

 

出会い系サイト依存になってしまった時

不倫は以前から多い主訴ですが、最近多いのは出会い系サイトです。
スマホが普及しネットで知らない人と簡単にコンタクトを取ることができるようになった今、それが性的なサービスに利用されないわけがありません。

出会い系が有料であるのは風俗と同じです。
なぜ比較的安全と思われる風俗ではなく、出会い系サイトを選択したのか聞くと、「素人感のある女性がよかったから」「セックスしかしない風俗よりも罪悪感がないと思ったから」「約束するまでのやり取りの過程が楽しかったから」と言います。

しかし出会い系を利用した方は、結果として風俗よりも後悔が大きいようです。
”素人感”があるがゆえに、既婚者はかえって「浮気をしてしまった」という罪悪感に結び付くのでしょうか。
また、定期的に性感染症の検査をしている風俗業の女性に比べると、病気をうつされる可能性が高いと思われます。

そして、来談者が一番心配するのは、「18歳未満の女性とセックスをしてしまったかもしれない」ということです。
教師や公務員が児童にわいせつ行為をした、という三面記事を目にすることが多いせいかもしれませんが、青少年の売買春の摘発が盛んに行われている、もしかして自分も関わっていたのではないかと、いったん疑い出すと急に恐怖が襲ってくるようなのです。

意図的に中高生を探して連絡をし性行為に及んだ、というのなら弁解の余地はありませんが、相手が18歳以上と言っていたのを信じた場合でも違法なのでしょうか。

弁護士の見解も一定ではないようで、私が聞いた方は、「知らなかった場合は事情聴取を受けたとしても多くは不起訴になるから心配しなくてよい」と言っていました。
しかしクライエントさん達から伺った話では、「起訴される可能性も十分あるから、心当たりがある場合は事前に弁護士を選定し、いざという時にすぐに連絡を取れるようにしておいた方がいい」と言われたそうです。
いずれにしても、不安な日々を過ごすよりは、一度弁護士相談を受けておいた方が安心できることでしょう。

 

 

やめたいと思ったらまず行動を

「出会い系を利用してしまった」と悩む男性は性依存症なのでしょうか?

カウンセリングにいらした時点ですでに後悔し、二度とやらないと決意している方が大半です。これまでは頻繁に利用し、習慣性もあったかもしれませんが、何かのきっかけでやめる決意ができた場合、その後も衝動が再発せずに済んでいるように思われます。(もちろんカウンセリングに来なくなった後にどう変化したか、私にはわかりませんが・・・)

出会い系を利用したきっかけとしてよくあげられるのは、

・学業や仕事がうまくいかずストレスがたまっていた時に、たまたまサイトを覗いた
・交際相手とのセックスでEDや射精障害があり、他の女性だとうまくいくのではないかと試してみるつもりで始めた
・これまで彼女ができたことがなく風俗経験しかないが、素人の女性とも性行為をしてみたかった

ということです。

つまりセックスにおいてのコンプレックスを解消するためだったり、日常での自己肯定感が低下しフラストレーションがたまっていた時に、ふと出来心でサイトを見てしまった、というのです。

このような動機で利用した場合は、やめられる可能性が高いと思います。
交際相手がいない寂しさから利用していた人は、相手ができた途端に出会い系をすっかり忘れてしまいます。
また性機能への不安から試すために利用した人は、射精までいけたことで自信がつき、自然にやめていくようです。

仕事のストレスを原因に挙げる人が一番依存傾向にあるかもしれません。
そういう方は、ストレスのない人生はないことを自覚し、ストレスを感じた時には他の方法を考えておき、その実践を習慣づけていくことになります。

向き不向きはありますが、自助グループに参加することも効果があります。
また、後悔から不安感が強くうつ症状を呈した場合は心療内科を受診してもいいでしょう。
ただ不安に駆られているよりは、何らかの変化を起こすために、医療や司法、なんの力を借りてもいいので、何か行動を起こすことが気持ちを安定させると思います。

もちろん、出会い系や風俗の利用が頻繁で生活に支障をきたしているという重度の方もいると思いますが、カウンセリングに来られる方は、依存とは言えない程度の段階が実は多いのです。
この段階で、出会い系のリスクに気づき、やめる決意をし、そのために動きだしたことはとても評価できると思います。
そのような行動力がある方は自制力も高く、やめたいことをきっぱりとやめる力を持っています。

「これは性依存だろうか」と不安に思っている方がいたら、人に話すだけでも不安感が軽減されるので、ぜひ医療機関やカウンセリングを利用していただきたいと思います。

 

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