お正月明けに増える相談は・・・

 

 

 

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

年末年始はご相談の多い時期です。
どちらかというと、長期にわたる心理的な課題の解決というよりも、今現在困っている問題を何とかしたいという、せっぱつまった相談が多いように思います。

年末には、

・夫の実家が嫌いなのでお正月の帰省が苦痛だ。

・単身赴任の夫が帰ってくる。せっかく穏やかに子どもと暮らしているのに異物が入るのがイヤだ。

・不倫相手の彼と会えない期間が寂しくてたまらない。

・お正月休みに旅行をするのだが、この機会にセックスレスを解消するためのヒントがほしい。

 

といった、長期間のお休みならではの相談が多いのが特徴です。

 

では年明けにはどうなるかというと・・・
年明けも相談ラッシュになります。
それは、お休みを一緒に過ごした家族との関係性に違和感が出てきてしまったり、久しぶりに連絡を取った友人と気持ちがすれ違い寂しくなったりするからです。

・夫と1週間一緒にいると、あれこれ命令されたり怒鳴られたりすることばかりでもう限界だと思った。あんなに自分勝手な人と一生やっていけない。離婚を真剣に検討したくなった。

・義母の肩を持って一緒に私の子育てや家事のダメ出しをする夫に失望した。

・実家の母に「どうして結婚しないの？」とチクチク言われるから帰省が億劫。妹の子どもを両親がかわいがるのを見て、親を喜ばせられない自分への罪悪感と寂しさも湧いてくる。

・学生時代の友人からくる家族の写真入りの年賀状がイヤ。夫の会社名や子どもが合格した難関校の名前がさりげなく入っているのが、いかにも自慢たらしくて不愉快になる。独身で頑張っている自分が惨めに思えてくる。

・学生時代の友人と集まったのだが、主婦になった友人は子どもの話ばかりだし、大手に就職した友人は派手な生活を満喫しているようで、フリーターの自分だけが取り残されたような焦りを感じている。

こういった、家族や親友への不満、焦り、寂しさなどを感じるのがお正月休みという時期なのです。

 

でもこのように現状に不満を持つことは、「変わりたい」という前向きな衝動の現れでもあります。
普段は忙しい日々の義務に追われ、棘が刺さったようなちょっとした違和感を見ないようにしてやり過ごしている。
それが少しほっとできる時間が取れた時に、改めて家族や自分自身と向き合ってみて、「このままじゃいけない、変わりたい」という意欲が湧いてくる。

何か変えなきゃいけない。変えられるかもしれない。
それは希望でもあり、恐怖でもあります。
今、楽しくはないけれど慣れてしまった生活を改めて変えるのは勇気がいります。
それでも、これはおかしいと気づいた以上、モヤモヤしたままではいられない・・・

そんな方が相談に見えるのです。

冷静に考えたらもっと改善の余地がある、夫とやり直してみよう、と離婚を踏みとどまる場合ももちろんたくさんあります。
まずは貯金を作ろう、子どもの卒業を待とう、とXデーを見据えて計画的に離婚準備をする方もいます。

正解は一人一人違います。
大切なのは現状を整理すること、どうありたいのか自分の気持ちをはっきりさせること、勢いに任せるのではなく自分にとって最適なやり方を時間をかけて練っていくことです。

 

今年、あなたがよりよい人生に向かって踏み出すためのお手伝いをさせていただけるよう、私達も心を新たにしています。
今年が皆さんにとって素晴らしい年になりますようお祈りしています。

 

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