不倫したらレス解消
セックスは心と体のコミュニケーションです。
夫とのセックスレスが辛くて、つい他の男性に目が行ってしまった・・・ということも人生にはあるでしょう。
しかし夫とのセックスを取り戻せた時に、不満のはけ口として始まった恋愛は色を失ってしまうものです。
本当に求めていたものは、夫との深いコミュニケーションだったと気づくからです。
今回は、2度の不倫を経て夫とのセックスが再開したTさんのケースをご紹介しましょう。
(ご相談内容は個人が特定できないよう変更を加えてあります)
夫のセックスが不満だった
Tさん(38)と夫(42)は結婚12年。5年前に待望の子どもができてから自然にセックスレスになっていました。
しかし実はTさんには不倫相手の彼がいます。
その彼とは、夫とレスになる前からの関係です。
Tさんが不倫に走った理由は、夫のセックスがヘタだったことです。
男性経験が豊富だったTさんは、誠実な人柄に惹かれて結婚した夫のセックスがあまりに単調なことが不満でした。
新婚当初、ハッキリした性格のTさんが「それやめて」「そうじゃない」と強い口調でダメ出しをしたために、夫は引き気味になってしまい、次第に回数が減っていきました。
子どもがほしかったので何とかセックスは続いていたのですが、結婚わずか1年でTさんは取引先の男性と不倫関係になりました。
彼とは割り切った楽しい交際が3年間続き、彼の結婚を機にきれいに別れました。
その後待望の子どもが生まれましたが、産後からずっとセックスレスになりました。性欲が強いと自認するTさんは、単調なセックスでもいいからまたしたいと思ったのですが、過去にひどい言葉で夫を傷つけたことを思い出すと、自分から誘う勇気も出ないまま5年が経ちました。
2年前、Tさんが40代を迎えようという頃に偶然不倫相手の彼と再会しました。
Tさんは「欲望を抑えきれなかった」ため彼との関係が再燃し、今もまだ続いています。
「別に彼とセックスの相性がどうのとか思っていませんが、彼にはテクニックがある。夫とは一度もイケなかったけど、彼だと確実にイケるので手放せなかった」
ということでした。
不倫したらセックスレス解消
Tさんが来談した動機は、不倫の罪悪感に苦しんでいるのか、あるいは夫とのセックスレスを解消したいということなのか、と想像していましたがどちらも違いました。
Tさん「実は夫とのレスが、なんと7年ぶりに解消したんです」
完全なセックスレスの場合、年月が経つほどに解消が難しくなるのが現実です。いったいどのように解消したのか尋ねると、こんな話をしてくれました。
Tさん「不思議なことに、彼と再会して久しぶりのセックスをしてから気持ちに余裕ができたんです。夫に対しても優しくなれて、仕事も家事も子育ても楽しくやれて、家庭の雰囲気がよくなりました。彼と時々会っている罪悪感はもちろんありますが、それ以上に生活にハリができてイキイキとした自分になれました」
その気持ちの余裕で、Tさんは素直に夫とスキンシップをしたいと思うようになり、Tさんからセックスを求めるようになりました。
最初はとまどっていた夫もTさんに甘えられて嬉しかったようで、ついにセックスが再開したのです。
今度はもうダメ出しをしないように気をつけて、夫にしてほしいことはTさんから率先して夫にしてあげたり、タッチのポイントをさりげなく伝えたりしたために、夫のテクニックもわずかながら向上したそうです。
夫はTさんが感じてくれるのが嬉しかったのか、それからは週に1回するようになりました。
このように、再開してから急激に回数が増えるケースは珍しいといえます。
おとなしく不器用な夫は妻を満足させられなかったことで自信を失くし、セックスに苦手意識が芽生えて避けるようになったのでしょう。それが、妻からセックスをねだってくれるようになり、しかも気持ちよさそうにしている妻に達成感を覚えて、遅ればせながら夫婦のセックスの大切さに気がついたのだと思います。
Tさん「私も、不倫がきっかけとはいえ、体を重ねることで気持ちも寄り添えることがわかって、やっぱり夫とセックスしなきゃ、としみじみ思ったんです」
こうして夫との関係は改善されました。
彼とイケなくなった
今Tさんが悩んでいるのは、彼のことです。
潮「彼と別れなきゃ、と思いつつも離れられないのでしょうか?」
Tさん「いや、逆ですね。偶然再会してすぐに付き合い出したくらい縁の深い相手なのに、最近彼といてもあまり楽しめなくて。イケなくなってしまったんです。イケないのに続ける理由があるのかと思う一方で、いくらなんでもそれで別れるのは酷すぎるなあと」
潮「彼と別れるのが惜しい?彼に申し訳ない?」
Tさん「それもありますが、自分の気持ちの変化に驚いているんだと思います。新婚当時、夫では満たされない体を彼が癒してくれたのは事実。また産後セックスレスが長引き消えかけていた欲求を再燃させてくれたのも彼だった。彼にはとても感謝しているしまだ彼のセックスを求めてもいるのに、イケなくなった。この変化は何なんだろうと自分でもわからない」
潮「やっぱりそれは気持ちがご主人に向いているということだと思います。Tさんは自分の気持ちにとても正直な方なのでは。その気持ちの流れに素直に乗っていいのではないでしょうか」
Tさん「彼を失うのは辛い。でも夫を求め始めている自分がいるんですね。それを認めること=彼と別れることになるのが恐いんだと思います」
自然の流れに任せる
私はこのように伝えました。
今は彼とスッパリ別れるかどうかを決めなくてもいい。自然の流れで結果は出るだろう。
彼と次回会った時にはまたイケるかもしれないし、そうではないかもしれない。行きつ戻りつしているうちに一定の方向に行くだろう。
彼と別れて夫とやり直すというのが、長い目で見たらやはりいいことだとは思うが、今無理に決めるとまた後悔するかもしれない。いつか腹に落ちる形で納得いくときまで様子を見たらどうか。
Tさんは、
「そうですね、当面は流れに任せて自然体でいきます。夫のとの関係も自分の人生もいい方向に向かっているのは確か。いつか彼と別れたとしても、それは必然だったと思えるようにしたい」
Tさんの中では、すでに「夫を選んで彼と別れる」という気持ちになりかけているのに、それを認めたくない自分もいるため、”誰かに背中を押してほしい”という思いで来談したのでしょう。
でもTさんの心の中にしか結論はありません。だから私から「彼と別れたら」と勧めることはしませんでした。
どんな決断も本人にとって最適なタイミングがあります。
そのタイミングが来た時に下した決断なら、後悔することなく今後の人生をより良いものにすることになると思うからです。
それにしても、夫に気持ちが戻りかけた途端に彼とイケなくなったとは、心と体は本当に表裏一体なのだなあと改めて感心させられたことでした。
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